行政書士試験難易度 社会保険労務士試験との比較

行政書士試験と社会保険労務士試験。この2つの試験を比較してみよう。下の表でもわかるように、合格率も同じくらいであり、「どっちを受けようかな?」と悩む人も多いかもしれない。

  社会保険労務士 行政書士
平成23年度
試験受験者
53,392人 66,297人
同合格者 3,855人 5,337人
同合格率 7.22% 8.05%
試験科目 ・労働基準法及び労働安全衛生法
・労働者災害補償保険法  
・雇用保険法
・労働保険の保険料の徴収等に関する法律
・健康保険法 
・厚生年金保険法  
・国民年金法
・労務管理その他の労働及び社会保険に
関する一般常識
・憲法、民法、行政法
・基本法学、商法
・一般知識

この2つの試験は、どちらも5肢択一試験がベースであり、足きり点が設定されている。一見、似ているように見えるかもしれない。

しかし、この2つの試験はやはり違う。社会保険労務士試験の方が、マニアックである。行政書士試験は、憲法や民法といった基本法が試験の中心にあるが、社会保険労務士試験は、全てが、労働法や社会保険法といった特別法で構成されている。

社会保険や労働関連に、これまで関係のない人生を送ってきた人には、一つ一つの用語から、覚えて行かなければならないはずだ。「増加概算保険料」「中高齢寡婦加算」「特例一時金」・・・知らない人は知らない言葉だと思う。

用語以外にも、覚えることは、社会保険労務士試験の方が多い。そして、社会保険労務士試験の暗記条項には、数字が多いことも付け加えておこう。ただし、計算試験はない。

もし、「行政書士と社会保険労務士、両方受験するつもりだけど、どっちを先に受けようかな?」と悩んでいる人は、先に行政書士試験を受けることをお勧めする。

しかし、現在の仕事が総務や人事で、社会保険労務士試験の範囲に素養がある場合は、この限りではない。受けやすい方を先に受けた方が、試験慣れということから言っても、よいのである。

最後に一つ、「転職時に履歴書に資格を書きたい」という目的で受験する方へ。この場合も、特に人事部や総務部に転職したいというわけでないのであれば、行政書士試験をお勧めする。

なぜなら、何だかんだ言っても、行政書士の方が知名度が高いからである。要は、わかりやすい資格なのだ。「社会保険労務士って・・・結局何をする人?」という人は、実際にいるが、そんな人でも行政書士という資格のことは、何となく知っているものだからである。それに、憲法や民法の概要を知っており、法的な考え方ができるということは、採用の際の大きなポイントになる。

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