行政書士試験難易度 司法書士試験との比較(2)

さて、司法書士試験と行政書士試験を比較してみよう。

  司法書士 行政書士
平成23年度
試験受験者
25,696人 66,297人
同合格者 879人 5,337人
同合格率 3.42% 8.05%
試験科目 ・憲法、民法、商法、刑法
・不動産登記法、商業登記法
(登記申請書作成知識を含む)
・供託並びに民事訴訟、民事執行及び
民事保全法・司法書士法
・憲法、民法、行政法
・基本法学、商法
・一般知識

司法書士試験と行政書士試験の過去問題を、数問比べてみてほしい。民法一つ取っても、司法書士試験の方が、明らかに、客観的に、難易度が高いと思われる。

また、司法書士試験には、登記申請書を完成させる問題なども出題され、実際に登記実務をしている人の方が有利であるとも言える。また、論述能力も要求される試験である。

しかし、行政書士試験には行政書士試験の難しさがある。一つ一つの問題は簡単だと言えるかもしれないが、出題が広範囲で、司法書士試験と比べて、つかみどころがない試験なのである。だから、一定以上の知識がある人でも、試験勉強なしでは厳しい結果になるかもしれない。

行政書士試験に、「司法試験組が落ちた」といった情報も流れているが、そういう人はおそらく「行政書士試験なんてカンタンカンタン」などとなめてかかり、準備不足で試験に臨んだ結果だと思われる。

だから、何度も言うが、行政書士試験の受験者は、“他人のことは考えず“ひたすら自分の点数を上げることに専念してほしい。他人が満点を取ろうが、そんなことはどうでもよい。大事なのは自分の点数だけなのだ。司法試験組や司法書士試験組のことは気にせず、自分の点数を上げることだけ考えていればよい。

どうしても気にしたい人は、合格して、行政書士として実務をするようになってから、気にすればよいのだ。司法書士と行政書士は、実務的にもかぶる部分が多く、行政書士資格取得後に、更なるステップアップ、業務拡大の手段として、司法書士試験を受験する人も、実際に多い。でも、行政書士業務が軌道に乗って忙しくなってくると、受験勉強どころではなくなり、勉強を中断してしまう人も結構いるようだ。

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