難易度というものの根拠は?

まず「難易度とは?」という根本的なことから考えてみたい。難易度とは、“難しさ”のことに他ならないが、この言葉は、単独で使用してもあまり説得力がない。

「△△と比べて」難しい、とか「××にとっては」難易度が高い、とか、そうした何らかの副詞句を付けなければ、意味のある話になってこないのだ。

だから、「行政書士試験って難しい?」という質問に、ただ「難しいよ!」という答えが返ってくると、「あ、そう。(心の声:コイツ、ホントに行政書士試験のこと知ってるのかな?)」で話が終わってしまうが、「司法書士試験に比べれば、民法の択一は、それほど難しくないよ。」という答えだったら、「へえ。(心の声:へえ、コイツ、色々と知っていそうだな。)“それほど”ってどのくらい?」と、話が続いていくというものである。

話が逸れかけたので、元に戻そう。
行政書士試験の難易度の比較対象としては、同じような法律系の資格試験をもってくるのが、一番妥当である。司法書士試験や社会保険労務士試験などだ。こうした試験は、行政書士試験と同じ国家試験であり、同じように択一問題を中心に出題され、また、試験が1年に1回だけという試験回数についても、同様である。

また、受験者がサラリーマンだったら、宅建主任者試験やFP技能検定などの方が、なじみのある試験かもしれない。できるだけ、良く知っている試験の方が、比較対象としては役に立つだろう。

しかし、こうした資格試験。はたから見ると、似たようなものに見えるかもしれないが、結構、向き・不向きがあるように思う。

時々、バリバリの文系で、「数字なんて見るのも嫌」という極端な人もいるが、こうした人にとっては、行政書士試験よりもFP3級試験の方が難しかったりするかもしれない。

また、ものを覚えるのが恐ろしく速く、「暗記モノだったら、右に出る者はいない」という人でも、文章力がゼロであったら、論述を伴う試験には向かないと思われる。

上にあげたのは極端な例だが、人の能力というものは個々人によって違うし偏りもあるため、試験ごとに難易度をランク付けするものどうかなあ・・・とも思うのだが、でも、それでも、「その試験の平均的な受験者像」というものはあるものなのだ。

そういうわけで、これから、行政書士試験の難易度というものについて、まだまだ考えていきたい。

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