行政書士の難易度を、実際のそれよりも高いイメージに変えてしまっているのは、いったい何だろうか? 

この場では、よその資格試験の難易度との比較からは距離を置くことにする。そして、試験の難易度・合格率が厳しくなっている事情について、有力な原因をいくつか取り上げることにしよう。


・あまり勉強していない受験者が試験に臨んでいる可能性

これは、意外と大きな影響があるはずだ。
行政書士の試験を、きちんとした対策をせずに受けにくるケースは例年、確実に存在する。なぜそんなことをするのか? その理由は本当にバラバラだろう。

単に怠けていて勉強が進まなかった受験者もいれば、勉強のやり方が不適切で非合理的だったために学力が身につかなかったという失敗を犯した受験者だっている。

それから、行政書士のことを知ったのが遅くて、出願締め切りのぎりぎりだったという受験者もいるだろう……それでは、あまり勉強する期間がなくても仕方がない。

こうした受験者を除くとどうなるのか? それは推察するしかないが、合格率が2~3倍に上がっても不思議ではないだろう。


・合格基準の仕組みを無視して、勉強してしまった受験者の影響

これは上記の内容と重なるが、行政書士試験にふさわしい勉強法をできなかった受験者が犯すミスといえる。行政書士試験には独特の合格基準がある。

端的に語るなら、試験科目それぞれと、試験全体について別々の合格基準がある。

つまり、すべての科目でまんべんなく点数を取らないと合格基準を満たせないし、もちろん総得点についてもある程度の点数を取らないと不合格となる。

この点を無視していると、「特定の科目では優秀な成績になっているのに、一部の科目で全然点が足りない」といった事態になってしまう恐れがある。

行政書士の試験の難易度、特に合格率については、以上の原因が絡み合っていると思われる。逆に言えば、これらの原因に適正な措置をとれば、合格は近づいてくるわけだ。

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