中小企業診断士と行政書士の難易度の比較は、違う点が随所に出てくるため、簡単に結論を下せないという困った問題がある。

無理やり接点を探すなら、行政書士には「商法」や「一般知識科目」があることや、中小企業診断士には「経営法務」等があることだろう。しかしこの程度では、どちらかをやってからもう片方をやろうとしても、大して有利になるとはいえないのだ。

しかし、行政書士と中小企業診断士にはそれぞれに魅力がある。つまり、合格して資格が手に入ってからのキャリアという意味ではなかなか期待を持てる。中小企業診断士には、意外と知られていないが企業に入り込んで働くという選択肢が存在するし、通常の開業を選んでも市場はまだ広々と残っている。

行政書士に関しては、企業内で活動するという選択肢はほとんど閉ざされている。しかし中小企業診断士と一緒に取得するのなら話は変わる。企業内中小企業診断士というポジションに、行政書士のスキルも加わることになるわけだ。

もしこのような方法を実際にやってみたいなら、先に中小企業診断士を取って、働きはじめてから行政書士の受験に挑戦するという手も使えるだろう。

もちろん、両方を取得して開業する場合も、いろいろな使途が発生するだろう。個人の顧客から法人の顧客まで、本当に幅広い活動方法を選べるからだ。

開業というコースを選ぶなら、先に取った資格で生計を立てる必要が出てくる。これについては、行政書士と中小企業診断士のどちらが有利ということはない。試験の内容や難易度を軸に考えるなら行政書士を先にしたほうがよいだろうが、その場合は行政書士登録をしてからどんなライフスタイルを送るのか、かなり緻密に計画したほうがよいだろう。

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