行政書士試験難易度 FP技能検定2級との比較(2)

さて、行政書士試験とFP技能検定とは、かなり趣きが違うものであるため、難易度を比較しても意味がないようにも思われるが、でもやっぱり、ちょっと考えてみよう。

この2つの試験で、重複する科目は、民法の「相続」くらいである。しかし、同じ「相続」でも、この2つの試験は、「相続」というものへのアプローチの仕方が異なる。

行政書士試験の方は、「被相続人Aが死亡したら、相続人は誰と誰で、誰に遺留分があって、誰が放棄した場合は相続分はこうなって・・・」と、権利関係の出題がメインになるが、FP技能検定試験の方は、どちらかといえば、各人の相続額や、相続税額を問うような出題になる。

ただし、FP技能検定試験でも、権利関係の基本がわかっていないと、相続税の計算はできないので、権利関係の概略は知っている必要がある。(でも、それほど複雑な問題は出てこない。)

FP技能検定試験と行政書士試験との大きな違いは、計算という要素があるかないかだ。FP技能検定は、電卓を持参する試験で、問題を解くためには、計算をしなければならない。だから、数字アレルギーの人には、あまり向いていないかもしれない。

この2つの試験、難易度という点から考えてみよう。FP技能検定2級の択一問題は、しっかりと勉強してあれば、迷わず解ける問題が多い。択一試験の難易度自体は、行政書士試験の方が、明らかに高いと思われる。

ただし、FP技能検定試験は、上に書いたように、計算という要素が入ってくるので、向き・不向きというものもあるだろう。しかし、計算試験といっても、そんなに、とんでもない難問が出るわけではないので、それほど神経質に敬遠する必要もないとも思われる。

尚、余談になるかもしれないが、行政書士試験に合格して、相続の実務をするようになった場合は、このFP的な知識が、別途必要になってくることもある。数字がそれほど嫌いでないのであれば、行政書士資格取得後に、FP試験にチャレンジしてみるのも良いかと思う。

特に、行政書士として相続の実務に携わりたい人には、ダブルライセンスとして、「ちょっとした隠れたオススメ」である。

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