行政書士試験難易度 FP技能検定2級との比較(1)

次に、行政書士試験の難易度と、FP技能検定2級の難易度を比べてみよう。

  FP技能検定2級 行政書士
平成23年度
試験受験者
42,629人 66,297人
同合格者 10,650人 5,337人
同合格率 24.98% 8.05%
試験科目 ・ライフプランニングと資金計画
・リスク管理
・金融資産運用
・タックスプランニング
・不動産???
・相続、事業継承
・憲法、民法、行政法
・基本法学、商法
・一般知識

※FP技能検定のデータは、平成23年9月試験の学科試験のみの数字です。(実際は、学科試験に加え、実技試験があります。)

FP(ファイナンシャルプランナー)の資格には、2通りがある。日本FP協会(民間団体)が付与するAPF、CFPの資格と、国が行う検定試験によるFP技能士1~3級である。

AFPと2級FP技能士、CFPと1級FP技能士が、それぞれ、ほぼ同じ難易度だと言われている。AFPに認定されるためには、日本FP協会が行う認定研修を受講した後に、AFP資格審査試験に合格しなければならない。・・・が、このAFP資格審査試験というものは、2級FP技能士試験なのである。ちょっとややこしいけれど、要は、AFPもFP技能士2級も、筆記試験は同一の問題である。

前置きが長くなったが、ここでは、2級FP技能検定試験と行政書士試験の難易度について考えてみたい。ちなみに、FP1級技能検定の平成23年度の学科試験合格率は、17.40%と高めであるが、2級合格者でないと1級を受験することができないという事情を勘案すると、それほど高い合格率とは言えない。

さてFP技能検定。これは国家資格ではなく、国家検定試験である。元々、金融業における貯蓄や投資などのプランニング業務や相談業務に必要な能力を測る試験だ。

だから、FP技能検定の試験会場に行くと、試験を受ける部屋が、(その試験場によるかもしれないが)、「○○銀行」「○○証券」と、企業別になっていたりする。

受験者は、当然ではあるが、普段から金融実務に携わっている人が多く、受験者の粒がある程度揃っている印象がある。2級学科試験の合格率は、24.98%と、かなり高いが、これには、この粒揃い受験生という事実が反映されているように思われる。付け加えると、基本的に2級が受験できるのは、3級の合格者に限られるという事情もある。(実務経験がある人は、いきなり2級も受験できる場合もある。)

こんなことを書くと、「じゃあ行政書士試験の受験生は粒揃いじゃないのか?」とつっこまれてしまいそうだが、FP技能検定に比べると、確かにそうした面はあるかもしれない。それは、行政書士試験が極めてメジャーな試験であるからで、それゆえ受験生の中には、いわゆる「なんちゃって受験生」もいるからである。

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